20歳過ぎたらあっちゅーま。-はてなブログ出張所-

流れ流れて漂着。何故かまだ生きてます。

聖飢魔IIのICBMツアー

……には、行ってないんですけどね(笑)。
超今更ながら、2010年時のツアーについて個人的に思ったことをちょっと書いておこうかな。




因みに本日、5月5日はジェイル大橋お代官様のお誕生日です。
おめでとうございまーす! I love JAIL!!









2010年にツアーやるって発表を知った当時は、「長官が出ないんですとー!?」と思っていたのですが、今思えば行けば良かったかも〜残念。
代わりに参戦したジェイル大橋代官もちょー大好きだし、勿論メンバーの皆さんも大好きさ。




記憶に無いけど確か2年前は凄く忙しくて、調整出来なかったのかなと。体調も酷く崩れていたし。
でも海外ツアーとのことで、大変喜ばしい気持ちだったのを覚えています。
日本でも屈指の実力派な(と主観ではそう思うの)に、海外は殆ど行ってないからなあ。
有害のちょっと後にやった、欧州非常事態宣言以来かな?
……DVDとCD買わな。




ネット見てたら、2010年ツアーのことを『また復活するなんてガッカリ』『解散した時の美しい状態で居て欲しかった』とかいう意見がチラホラ。
確か閣下のお話では2005年時にも同じ意見があったようですが。


うーぬ。
好きなものを理想化した状態のままで止めておきたいのでしょうが。
分かる…んだけど、全く愛してないんだなーと。
いいじゃん、活動してくれるんだからさー(笑)。


2005年の時にルークさんが
「初めて聖飢魔IIのミサを観に来た人達の為にも、やりたかったんだ」
と仰っていて、その言葉からも解散後にファンになった新しい世代の人達も沢山居るのだろうと予想が付きます。


本当にその通りだと思います。2010年までの間の5年間にも、きっと沢山の人達がファンになっただろうし、既に解散していること、生で観られないことを悔やんでいたと思うので、いつやってもいいと思います。
いつどの形でやっても、ステージに手を抜くような方々ではありませんしね。




彼らが現役だった頃、うちは親が厳しくてライブなんかには足を運べない状況でした。
その間に解散しちゃったんですよー! ちょー残念過ぎる。
大人になってからは、DVDとかCDでしくしく自分を慰める程度が関の山でした。


だから2005年の復活祭は鼻血吹く程嬉しくて嬉しくて、大喜びで参戦しました。
人生で一番、血が沸騰する程に嬉しかったです。
生きてて良かった! 聖飢魔IIサイコー!! と、毎日のように思えたあの年は、夢のような一年でした(今も思ってますよ 笑)。




あの時は演奏やパフォーマンス等、技術力の低下が何とかだのっていう粗探しをする気なぞ、毛頭ありませんでした。
生で目&耳に出来たこと、念願叶って生で参加出来たことの喜びがあまりに大きくて、あの感激は一生忘れません。ありがたや〜。


ってな感じで、昔行ったことがない人間からすると、何とかが衰えたとかって全っ然頭にありません。
多少バラつきを感じる瞬間があったとは言えども、それがどうした。です。
えーと、その辺が仮に顕著に分かった処でどうでもいいです。
分かったとして、一体それが何なのか。
「好き」の方が圧倒的に勝ってしまうし、楽しくて我を忘れますよ。





彼らから、エネルギーや楽しさを養分として貰い続けて成長した身です。
印税やチケット代という形ででも恩返しが出来れば、それで本望です。
それでも、これまで頂いた分には遠く及ばない自覚があります。
何というか、わたしにとっては育てて頂いたようなものなので。


喜びや感動というものには形がありませんし、見えるものでも触れるものでもありません。
が、一方的に貰って当たり前かと言えばそうじゃないと思っていますし、今後も何らかの形で活動して頂く為には、当然ながらお金が必要です。


閣下が2005年のツアー時に
「こんなに集客があると思わなかったから、大きいホールをちゃんと取ってなかった(ツアー初日はさいたまさいたまの戸田市民文化会館だった。なーんか微妙な処から始めるなーと確かに思った記憶アリ 笑)。お前等ちゃんと目当ての奴以外のソロ活動にも行け!」
と言われていたように思いますが、ソロ活動の動員数を目安にしてホール取ってたみたいなんで、まあそうですよねーと。


そのご発言で「なんだ、金かよ」と幻滅した人も居るとか居ないとか。何故幻滅する(笑)。
この辺りは人それぞれ考え方や主義主張が違うと思うので、当然人それぞれで宜しいかと思います。
わたしはマスコミに身を置いていたりフリー稼業をしている関係で、そういう部分の有り難さや大切さは身に染みています。
ギャランティーあっての生活です。それがなければ次の良いものをクリエイトすることも出来ません。


一部の天才以外の人達は、インプットすることなくしてアウトプットは不可能なんじゃないかと思います。
わたしは暫く忙殺されてしまうと、どんだけ仕事が大好きでも自分が枯れて行くのが分かります。
天性の才能がある訳でもない身ですので、常に何かを採り入れたり自分の血肉にし続けていないと、外へ何かを産み出すことも出来ないんです。
だからという訳ではありませんが、生活の為ということ以外にもお金は大事なのです。






まーそんなことグダグダ言わずとも、単に楽しめばいいだけなんだと理解しています。
他の誰がブーブー文句垂れていようが、「わたしだけでも楽しい思いをするー!」と思えば、大概何でも楽しいわ(笑)。
別に彼らに限ったことではありませんし、何が対象でもそうですな。
そして、変化して行くことを認められないのは大変苦しいことです。


んー。
自分の中にある矛盾や痛みを相手に投影しているだけであって、単に何かを楽しめない自分自身が辛いんじゃないかなーと。
自分を見るのはもっと辛いからこそ、その矛先を彼ら(や、レコード会社等)に向けてしまうのでしょうが。
ただ単に目の前にあるものが事実なのであって、それ以外ではないと認めてしまえば、嫌もクソもありまへん。




ところで、何かを楽しむかどうかも相手の状態如何ではなく、自分が楽しむ能動的な姿勢があるかどうかだと思っています。
"相手がこうだから楽しめなかった"とか、それって……失礼……じゃ……ないの?(笑)


余程プロとしてレベルの低いものを提供して来るとかなら、流石にどうかと思いますが。そうでないならねーと。
レベルの低いものっつったって、聖飢魔IIに限ってまず有り得ないですよ。
徹底してお客さんを楽しませることに主眼を置いてるチームですよ?
演奏技術は言わずもがな、楽曲の幅広さ、メンバーの相手を立てる大人具合、チームワークの全てを取っても欠けがない。


今回唯一欠けがあるとすれば、デビューから解散まで一貫してギタリストであり続けた長官の不参加のみです。
でも、それはジェイル大橋代官が脱退した時もそうだし、ゾッド星島親分が脱退した時も同じ。


バンドは意志を持っているので、確かに不定形の生き物のように姿形を変えると思っています。
が、自分好みの形でないからっていうのはー(笑)。
ましてや勝手に脳内で理想化とか美化したものを、その対象者に押しつけるというのは、とてもとても……。
それが出来る方というのは、相当にご自身を高く評価されているのでしょう。




仮に自分がやっている仕事や、趣味でやっている何かを見た人から、
「お前のせいで楽しくなかったんだけど」
「レベルが低い」
「期待してたのと違う」
と言われたら、どう思うかって話です。


わたしは嫌ですよ(笑)。
それでもまあ、仕事だとすればお客様に言われたクレームは筋が通っていれば真摯に受け止めますが(仕事ならね)。






「変わっちゃったから嫌だ」
と言うのは、"自分の脳内にある状態にお前等が近づけよ!"と押しつけていることになります。
「アイドルはトイレになんか行かない! 一生行くなよ!」的な発想ですかね。
つーかそんなん、余計なお世話やが(笑)。


わたしも(自分以外の対象に)過剰な期待を掛けてしまう時が稀にありますが、それでもそう感じたり思ったりしたことを全て相手のせいにするようには、自分本位に考えることが出来ません。
だって他人様を糾弾する立場に無く、自分は大したことねーっていうの、痛い程知ってますもん(笑)。


勝手に妄想して期待したのはこっち。
それに現実がそぐわないからと、勝手にガッカリするのもこっち。
そこだけは、よーく分かってるんです。
期待⇒ガッカリを自分の中で感じた瞬間、わたしは一人反省会を開催しているんですが(笑)。
批判自体が悪いとは思わないですが、気持ちの良いものではないのであんましたくないなーとは思っています。




むかーしむかし、ギターやドラムをちょっとだけ弄っていた頃。
購入したバンドスコア(『THE OUTER MISSSION』か『有害』だったような…いや、他のアルバムのスコアかも…)にインタビューが載ってて、その時に雷電湯澤殿下(ドラマー)が
「音楽は『音を楽しむ』もの」
と言ってらしたのが記憶に焼き付いています。


うん、ホントホント。
音楽ですよ? 楽しければもうそれでいいじゃないですかー(笑)。
楽しさにかけては、聖飢魔IIは素晴らしいクオリティですから!




彼らが一所懸命活動されているのを、今も応援しています。
とっても感謝しているので、諸々の形で今後も恩返しするチャンスが来るといいなあと思っている次第です。


30周年でまた復活してくれるとマジ嬉しいっすー。
長官も気が変わってくれるとマジ嬉しいっすー。
この辺はうっすらと抱いている希望的妄想なんですが、まあそれはそれで(笑)。




次あれば行きますよ。勿論。
以上、今頃思いついた独り言でした。





色んな人の色々な考え方やスタンスがあるのは、よーく知っています。否定する気も無いです。
本当に色々ですよ。



でもま、一言で言ってしまえば「愛だろ、愛っ」かな。
と、長々書いた挙げ句に思ったという(笑)。