20歳過ぎたらあっちゅーま。-はてなブログ出張所-

流れ流れて漂着。何故かまだ生きてます。

引率

スペインから古い親戚のような友人ご一家が帰国しております。
Fちゃんはわたしより結構年上なのですが、未だお付き合いが続いており。
彼女はスペインで仕事をし、あっちで結婚して家庭を持っております。





で、今日はうちの兄貴んち(さいたまー)へご一行様が向かうということでして。
ご一行様にはFちゃん・その旦那(スパニッシュ)・その娘(超きかん坊)と、東京に住んでいるおばさん(Fちゃんのお母さん)が参加するっつーことで、え? 引率? …わたしが?



わたしが引率することに全ての人の脳内で決定していたそうです。








実は一週間ほど前、兄貴と壮絶なキョーダイ喧嘩をしましてね。
言う程には壮絶ではないかな? と思いますが、兄貴とは殆ど会話がないので、わたしが兄貴んちに行く目的は嫁と息子だったりする訳です。
オマエはいなくていい。ぐらいなもんです。
だから喧嘩しても痛くも痒くもない。


4年前には三日間毎日電話でマラソン大喧嘩をしたこともあります。
残念ながら彼は言葉でわたしに勝てない為、前回も今回も多大なるダメージを喰らったんじゃないでしょうか。
妹は酷い言葉を選び抜いた上で、急所目がけてガンガン連打しますから。




その怒りも冷めやらぬ状態だったので、Fちゃんに一昨日話した訳です。
「あのさあ、○○駅からタクシー乗れば直ぐ着くし、住所知ってるならわたし要らないよね?」
「へ? 当然行くんでしょ? お母さんも旦那も全員そう思い込んでるよ?」




今更行かないとは言えない状態に。




兄貴との喧嘩は嫂も知っているので、大変に気まずい中を行きますメール。
嫂は何も悪くないんですが、結果的に巻き込んでしまったので大変申し訳なく…。
夜のうちに貢ぎ物を準備しておいたり。




当日。
兄貴のマンションは1Fがテナントで、そこにカフェがあるからそこで待ち合わせねーという話になっていました。
わたしとご一行様はルートが違うので、現地集合と相成った訳です。
前の晩に、地図を渡してありました。
地図っつってもA4の紙に駅と大まかな道路を描いて、ここがカフェね、でもってここが○○通りでっていう位のおーざっぱなものです。
だから少し早めに行って、カフェで待ってたんですよ。
○○駅からタクシー乗ったら電話してねという約束もしてあったし。



そしたら、まあ。
電話ない訳だ。全然。ちっともない。
何度か掛けたのですが、圏外か電源が入ってないよアナウンスが…。
血の気が引きました。
彼らが持って出た携帯は、おばさんが偶に使っている携帯です。
殆ど使ってないのです。だから多分、電源切れてる…ッ!
そして初めて来る土地ですわ。
大丈夫なのか。


顔色をなくしながらも、コーヒーゼリーを食べながら内職をする俺。
果報は寝て待て。だな。
っていうか他にどうしようもないんで、嫂とメールで「もう少し待ちます」と連絡を取り合いながらですけど。
「割とウッカリな人達なんで、多分色々ウッカリして電池が切れてたり色々間違えたりしてるんだと思います」
と告げまして。





30分後。遂に電話は来た。
国際電話で。




Fちゃんがスペインで使っている携帯がグローバル携帯なので、市内だけど国際電話な感じで掛かって来ました。
movaだけど国際電話を受けることなら、で、出来るんだぜ!<涙目で




「もしもし?」
「あ、夜月ちゃん? 今タクシー乗ったよー」
「携帯の電池がなかったんでしょ!」
「うん。しかも、今自分の電話から何度も掛けたのに、出ないからさー」
「?????」
「そしたら、違う人に掛けてた



ウッカリにも程がある…ッ。




「タクシーの運ちゃんに、○ちゃん(兄貴)から貰った年賀葉書の住所を見せたら、全然違う所に連れて行かれそうになってねー」
「なんで?」
「わかんないけど、『この住所はあっちですよ』って言われたの。無理矢理降りたんだけどね。カフェの名前聞いてたし」
「…葉書見せて」
「はい」




引っ越し前の住所でした。





一昨年、兄貴達は同じ市内の別マンションに引っ越しておりましてね。
引っ越した葉書も出してる筈なのに、何故敢えて古い年賀葉書を…!
みたいな感じで無事(わたしだけが無事ではない)到着です。




その後、わたしは一人内職を始めました。会話参加人数が多いので遠慮したということですよ。
そーでもなきゃただの感じ悪い人ですから。
そのうち甥とFちゃんの娘が遊び始めたので、危険監視の為それのセコンドに。
Fちゃんの娘は大分凶暴に育って来まして、隙あらば殴ったり蹴ったり噛みついたりします。
その度に怒るんですけど、分かっててやるから手に負えないっつーか。
そういうのが遊びだと思ってるっぽいし。
昨日の段階で、嫂に
「Fちゃんの子供は超モンスターなので、大事な玩具は全て退避させておいて下さい。特に電王グッズ!!!!」
と避難勧告を出しておいたので、主要な玩具はほぼ避難完了していたようで良かったです。





本日最大に怒ったのは、甥に唾を吐いたことです。
甥にやったから怒ったんじゃなくて、それをやってはいけないと知っててやるから。
流石に親に言って怒って貰いました。その前にわたしも怒ったけど。
そういえば、アメリカ在住のハトコが付き合ってた女性がシングルマザーで、その娘(3歳)も他人に唾を吐きかける子だったな…反射的に怒って引っぱたきましたけどね。
日本人でそれをやる子って今んとこ見かけませんけど、いるのかなー。
わたしは他人の子供でもやっちゃいけないことをしたら普通に怒るのですが、唾を吐きかける子供を見ると、なんだかなと思いますよ。


「幼稚園とかで覚えて来ちゃうんだよね…」


とFちゃんは言ってましたが、そんでもダメだ。
これが兄貴んちとかでなきゃ修正してやる所です。
子供だから程々に怒らないと…とか言ってると奴らはすーぐ舐めて掛かるのでダメー。
っていうのを、姪のしつけをしてた時に思ったので、わたしは子供にも容赦しません。
遊ぶ時はちゃんと遊ぶけど、ルールやマナーを分かってて破った場合は、トラウマになる位に怒るようにというのが俺ルール。




ところで甥は、わたしが持ってってレンタルしてやるよーと言った電王DVDを隙を見ては閲覧しようとしていました。
因みにレンタルです。あげた訳ではありません。
え? 大人? ええ、大人ですけど何か。




そんな感じで、スペイン様ご一行は
「すごく親切で感じの良い人達だった。すごく楽しかった」
と大満足で帰宅の途へつきました。
甥は別れ際に淋しくてどうしようもなくなったらしく、
「もーなんにもできなくなっちゃったあああああ」
と号泣していました。




新宿乗り換えの為に駅構内を歩いていたら、旦那がゲラゲラ笑ってまして。
何事かいなと訊いたら、酔っぱらいが沢山居るのが面白いんですって。
あっちの人達は、まず外で飲んだくれたりっていうのが殆どなくて、仕事が終わればまず家に帰る。
家で飲んでも真っ赤になってへべれけに…っていう程は飲まないと。
だからヨレヨレのサラリーマンが沢山居るのを見て、相当面白かったらしいです。


「家に帰ってもね、安息の地がないの。みんな外で飲まなきゃやってられないんだって」
と言ったら、更に爆笑していました。








所で兄貴とは殆ど口を利きませんでした。
兄貴と喋らなくても何ら困らないので、わたしから歩み寄ることは恐らくありませんけど。




冷戦続行中。