20歳過ぎたらあっちゅーま。-はてなブログ出張所-

流れ流れて漂着。何故かまだ生きてます。

WW

今年一番働きました。





まだ三日目ですけどね! ハハハ!






隣のババーの命令で、親族新年会の女中働きをしましたよー。
今年も実の祖母とは毎度思えない糞っぷりでした。







何時から始まるかも知らないので、超早めの朝9時(わたしにとっては殺人的早起き)に顔を出しました。
そしたら13時にお客一同が来るらしい。
ていうか何人来るかもその日まで知らされてないのに、一から十まで用意しろとかこのクソババア…!


弟は年末三日間連続コミケで最終日に過労から吐血してた(馬鹿)んで、手を借りるのは無理。
しくしく泣きながら一人、準備を始めました。
黙って一人で最後まで出来るならいいんですけどね……。




家具を動かしてお膳を出したり並べたり、セッティングを開始。
ババーは掃除すらマトモにやってないので、慌てて掃除機をかけたりしている横からいちいち五月蠅い。
「うるさい」って「五月の蝿のように煩わしい」って書くのは本当だな。
と心から思います(笑顔で)。


台所に入ればその周りを用もないのにウロチョロウロチョロ。
わたしが刺身を切れば煮物に載せる絹さやを茹でろだの。
絹さやを茹でてみれば生ハムを盛りつけろだの。
その瞬間やってることと別のことに文句をつけたり何かを言いつけたりするのが趣味なんだったな、そういえば。
「やかましー!! 邪魔すなや言うてるやろがい!!!! あと香水臭い近寄るな!!!!」
正月から出してしまいましたとさ。テヘッ☆


誰に対しても姑根性丸出しの婆なので、黙ってると調子こいてガンガン色々言って来ます。
どっかで釘を刺さないと黙らないばかりか文句しか言わんようになるので、途中で雷を落として追っ払うのが上策です。
所で何故わたしが全部やっているのかというと。
弟の話では、親父が「今年はキョウコちゃん(母方の叔母。静岡在住)が来られないからお前ら全部やれ」とぬかしたそうな。




お前がやれ。





親父は何もせず動物園の檻の中の熊のようにウロウロしているだけで、重いモノを運ぶでもなく。
刺身を切れば気に食わないからやり直せだ何だと口は出して手は出さない。コロス。
右手に持っている刃渡り30センチの刺身包丁を見つめた瞬間。





11時に来ると言っていた兄一家がディレイ。
想定の範囲内です。と諸葛亮のセリフも出て来るっつー話ですよ。
てか、隣の台所は意味不明な場所に意味不明な物が隠れている為、二人も台所に入った所で全く非合理的な結果にしかなりません。
毎年叔母とババアが親子喧嘩してますよ。


叔母「なんでこんな所に食器しまうのよ! わかんないじゃないのよ!!」
ババア「だって入らないから!」
叔母「じゃあ使わないやつ捨てなさいよ!!」
ババア「全部使ってる!!」
叔母「老人二人で全部使う訳ないでしょうが!!」


最早正月恒例です。
その他同じ配役で『冷蔵庫の中身バージョン』も存在します。


到着した嫂とその話をした折、
「ああ…確かに毎年言ってるね」
と頷き合いました。だから一人で充分です。



サラダを作り、刺身を並べ、海鮮鍋を10人前用意し、お重とその他料理を盛りつけ運んで食器を全て洗い(何故かこの家の食器は全て汚れている為)。
その他の来客が揃うまでにギリギリ間に合いました。


もう…寝てもいいですか…。
と思ったら思ったで、甥の遊ぼうよ攻撃スタートゥ!
おばちゃん…もう…無理…ガクリ。
とはさせて貰えませんでした。延々遊ぶ羽目に…うう…勘弁してくれ。


それとこの席で毎年言われる「わたしが3歳の時に井の頭公園で怪我してパトカーに乗った話」も出まして。何十回目だこれ。
一生言われるんだろうな…もういいよ…みんなもう少し話題にオリジナリティを求めようよ…。
口々にデカい声で好き勝手などうでもいい話をする、非常にうるさ…賑やかな席ですわ。


弟と肩を狭くしながらコソコソと。
わたし「サマーウォーズみたいだね」
弟「うん。サマーウォーズみたいだね」



参考:うち
限界まで引きで撮っても全員入りきりませんでした


参考:サマーウォーズ(youtubeより)
人数は圧倒的にこっちのが多い


でも冬だからウィンターウォーズだな。略してWW。
うちには理一さんみたいなナイスミドルは存在しないが。理一さんみたいな人だったら結婚したいなあ。
等と遠くを見つめながら考えていました。


その時、仕事の知り合いが『大家族に憧れていた』という話をされていたのをふと思い出し。
大家族だからって仲が良いものだと思ったら大間違いだ。
人間が多いということは、それだけ諸々の思惑が交錯する訳で。
最小単位の社会ですからね。正直、全員がエゴ丸出しで運営している会社みたいなもんですよ。
家庭崩壊=会社廃業、みたいなね。




そろそろお開きかという所で、叔父・叔母一家四人到着。まだ増えるのか。
静岡で14人の親族相手に新年会をセッティングしてきた叔母だけがわたしの苦労を分かってくれました。
「一人だったの? よく頑張ったよ!」
お互い肩を叩き合う仲、ここに完成。




夜。
近所のレストランで紅茶を飲みながら叔母が言うには、本当は今年は新年会無し! と言ったそうです。
「静岡でやるからその日は出来ないし。あんた達も忙しいからさ、今年は無しでって言ったのよ」
そしたらババーが自分の為に人を集めたいが為に、勝手に親戚らに電話して勝手に決めてしまった、らしい。
最初からわたしと弟に全部やらせるつもりだったらしい。何この家。しにたい。


わたし「刺身14人前を切ってる時に『女が台所仕事をするものだ』という風潮を作った奴には軽く殺意を覚えた
叔母「ああ…そうね…」




小判さんから頂いた年賀状に
「文を読んでるとこんなことってあるんだなあと思います」
と書いてあったのですが、つまりこういうことなんだろうなと思います。今ちょっと心が泣いています。




疲れすぎて久々に蕁麻疹出ちゃったし。主に気疲れだと思います。かゆいーねむいー。
おやすみなさい。