1,300回の白目
夏が過ぎ、もう秋!
っていうかちょっと寒くなるの猛スピード過ぎ!
なような気がしている昨今です。
どうもどうも。生きていました。ヨレヨレ。
こないだ通りすがりのブッ○オフ(何となく伏字)に立ち寄った所、『ガラスの仮面』が斑に置いてあったので、一番新しいっぽい巻を手に取ってみました。
えーとですね、わたしの一番新しい記憶ではマヤが豪華客船に行ったら速水さんが居て、っていうので次の巻に引いた気がしますです。
そっから読んでないです。
で、そこにあったのは49巻。
開いてみました。
- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2012/10/05
- メディア: コミック
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あ、ネタバレます。
あら?
紫織さん、どうしたのかな?
なんか病んでる。
ずっと白目ってる。
ほうほう、速水さんにフラれたとな。へー。やっとそこまで行ったんだ〜。
…って、まだそんなとこなのかよ!!
失礼。思わず荒ぶってしまいました。
ってか、ホントにまだそんなとこなのカー!(笑)
確かにあれです。
伝統的な少女漫画の技法として、キャラのどアップやぶち抜きが多い=コマ数が少ない=進まないっていうのはあると思います。
しかしあれだよ。それにしてもだよ。
白目で「マヤ…!(主に速水さん・月影先生・亜弓さん等)」ってモノローグの大ゴマ(若しくは一枚絵)が多すぎなんだよォ!
だから話がちっとも進まないんだよォ!!
どなたかのお調べによりますれば、49巻までの白目のコマは1,300程あるそうです。マジか。
立ち読み49巻の感想としましては。
・鷹宮じじい孫馬鹿過ぎ
・紫織さんが速水さんと結婚しても治らんわい
・現実を受け入れられない紫織さん
・速水さんいちいち意思弱すぎ
・てか、速水さん何やってんの(@ブライトさんっぽく)
・知らない間に桜小路君が松葉杖だった
・亜弓さんの視力が衰えているのはベルばらのアンドレとダブる
・水城さん相変わらず敏腕秘書
・聖さんはイケメンなのにずっと服装が昭和50年っぽい
・月影先生が優しい
・マヤの影むっちゃ薄い
・麗は元気だろうか
そんな感じです。
昭和ど真ん中な漫画なので、キャラが皆さん濃いです。温度が高く、いちいち粘っこい。
近年の創作物に見られるあっさり系やドライ系の人は皆無と言っても良い。
だから、「現実を受け容れて和解」とか「すべての人間がバラバラになって救われずに終わる」という結末にはならんでしょうなあ。
ラストはマヤが紅天女に選ばれた所までで、「おれたちのたたかいはこれからだ…!」みたいな感じで本舞台の描写無く終わるんじゃないかなあ。
恋愛描写もかなり引っ張ってるけど、月影先生の人生を見るに、マヤも演劇取るんじゃないだろうか。
とか何とか思ってみたり。
或いは亜弓さんが紅天女になって、マヤはまた一から演劇をやり直すENDとか。
可能性は薄いけど恋愛軸を取るとすると、登場人物が割と悲惨な目に遭う展開から、マヤが何らかの事故か病気で記憶喪失に⇒全てを捨てた速水さんと隠棲し、表舞台から姿を消すもそれなりに幸せに暮らす。とか。
どんなラストになっても、こんだけ引っ張ってるから、読者も多数のエンディングパターンを妄想している筈。
となると、どんなんでも結末が描かれたらそれはそれで「だと思ってましたー」って言う人が多いんじゃないかいな。
ところでわたしはマヤより亜弓さんの方が好きなんです。だからマヤの恋愛模様にはじぇんじぇん興味が無いのです。
亜弓さんにハミルさんは似合わない気がするのですよ! と、力説したい!
芸の鬼な亜弓さんですが、あんだけの美女だし実力者だし努力家だしで、幾つかそれっぽい話とか無いの!?
って思ったりもします。無くてもいいけど。ストイックな亜弓さん素敵。
あと麗が好きでした。日本人だけどパツキンの麗は元気か。
美内先生の漫画ですと、大昔に出た短編のコレが印象強いです。
弱ホラー。しかしなんだか面白いなあと思った小学生の頃。
デパートの家具売り場に潜入して深夜までって、見つからないものなのだろうか…と真面目に警備体制を考えたりもした小学生の頃。
- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1995/12/01
- メディア: 文庫
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今でも偶に読み返したくなります。部屋のどっかにある。多分。