ガルーの謎
こないだ嫂とオーストラリアの話をしていた時(甥がテレビで観た話から流れました)。
「オーストラリアではガル肉が食えるそうですよ」
「が…がるにく?」
「カンガルーの肉です」
「えー! ホント!?」
「うろ覚えの話だと、保護しすぎて増えまくったらしいです。日本では食用としてどう流通しているかは知りませんが、犬のおやつでガル肉を使ったものがあって、飼い犬に与えたことがあります」
「味はどうなのかな…」
「鶏肉に似て淡泊な味だそうです。高タンパク低カロリー」
「カンガルーと言えばさ、赤いボクシンググローブを嵌めて、グラサンして赤いトランクスを穿いたイメージが凄くあるんだよね」
「あ、そーなんですか…でも確かにボクシングなイメージはありますね。闘いますもんねあいつら」
ここでぐーぐる先生にお尋ねした所、オーストラリアという国家を擬人(動物)化したキャラクターとして、ボクシングカンガルーなるものがあるらしいです。
古くは1800年代末期にその絵が確認されている模様。
本当にそうだったのか。
嫂にこの絵を見せてみました。すると。
「グローブだけじゃなくてグラサン+赤いトランクスを穿いている筈!」
と言って聞かないので、『カンガルー 赤 トランクス』で検索してみました。
結果、わらわらとトランクスの通販的画面ばかりが出現。
色々キーワードを変えて検索したのですが、終ぞ赤パンのガルーは見当たらず。
何故そのイメージが出来てしまったのか、嫂は頻りに首を傾げていました。
「おかしいなー。絶対赤パンにグラサンに赤グローブだった筈なのに…」
「うーん。考えられる線としては、TV番組でガルーの映像の前後に、ムエタイの映像でも流れてたんじゃないでしょーか。グラサンは分かりませんけど」
「ムエタイって何?」
「キックボクシングです。闘う前にこうやって神に祈りを捧げる踊りをするんですけどー(踊るワタシ)」
その後暫く踊っていたのですが。
馬鹿にしてる? と真顔で訊かれたので、イイエソンナコトハアリマセンと棒読みで返してみました。
馬鹿にしてるだなんて心外です。確かに3分間位ずっと踊ってはいましたが。
その後、兄貴が仕事から帰宅してからその件について話し合いましたが(一体何をしたいのか…)、結局謎は謎のまま終了してわたしはさいたまさいたまから撤収したのでした。
謎です(嫂の記憶が)。