20歳過ぎたらあっちゅーま。-はてなブログ出張所-

流れ流れて漂着。何故かまだ生きてます。

新旧入り乱れ

友人の家に行きました。



一部の家具が新しい物に変わっていたので、その話をしていると。
「乾燥機を買うんだけどね」
ということで。
ふんふんと聞いていたのです。




元々彼らの家は、ご両親が住んでいた実家だったので、ご両親が出た今も古い家具が置いてあるのですが。
現在ある乾燥機もそれで、既に四半世紀選手ということでした。
翌日、粗大ゴミとして出す予定らしいのですが…。






「ドラムを回すゴムベルト既に切れてて、親父がビニール紐で括った奴なのね」




うーんそりゃもうサヨナラコースだな。




「それ以前にさ…あ、オマエんち乾燥機ある?」




ある。




「どのくらいで乾燥終わる?」




標準で約40分程度?




「だろ? そうだよな! ってか、うちのって2時間回してもほんのり暖かくなる程度なんだけど。普通に濡れたままなんだけど。乾燥機って本来そうじゃないよね?」




おそらくは。




「それ捨てて新しいの買うっつったら、親父から強硬に反対されてさ。曰く、『乾燥機ってのは、取り込んだ洗濯物がまだ湿り気を帯びているかな? という時に、最後の仕上げとして暖める物』ってんだけど、違うだろ?」




多分。




「でも言うこと聞かないわけ。何が何でも捨てさせたくないみたいで。かといって自分らの家には持って行かないの」




そら困るわな。




「そうなんだよ。こないだだって姉貴んちで鍋の蓋が壊れて、姉貴は捨てる予定だったのが、今何故かうちにあるからね」




何故。




「分からないんだけどね! 『使うか?』とか言ってるから。使わねえよ




そして今度はお母さんの趣味について。




「やたら家中にレースと暖簾を掛けたがる」




うーん昭和の高度成長期なかほりが。万博とかの時代のにほひが。
うちはレースも暖簾文化もなかったな。だってドアがあるし。
レースは稀に玄関に花瓶置くトコに敷いたりって程度だったけど。




「うちレースと暖簾だらけだったんだけど。今の俺んちにもやりたがるんだけど。ホント困る」




まーほら…文化っつーか。
そういう時代の方々じゃんね?
全然フォローじゃないけど。




「だって、こないだもこのレザーのソファに革が傷むからとかいって、背もたれにバスタオルを掛けて帰ったから。速攻取ったけど。親が来るといちいち散らかってイラッとするわ」



まあまあ。
気にするな。
ただ乾燥機は濡れた衣服を少し暖める物なのだとすると、看板に偽り有りだけど。
乾燥してねえし。