パパイヤの日
に、舞台を観て来ました。
8月8日はパパイヤの日。
アメリカ・ハワイ州のパパイヤ管理委員会日本事務所が1978年に制定(Wikipediaより)。
今回の舞台はリーディングシアターといって、切り替わるスライドに合わせて台詞が読み上げられるという、昔で言う所のトーキー映画みたいなものです(なんか違う)。
声優さんが主宰していらっしゃるユニットの第一回公演だったのですが、何故このような場所にわたしが足を運んだかと言いますと。
5年ほど前に開催されました、『上野やる気のないパンダを拝む会』略して『上パン』でご一緒した方が出演されていたからです。
※当時の面子その1・その2
あ、そうだ。名前出していいのー?<私信
これまで度々ご案内を頂いていたにも関わらず、暇な時は超暇なクセに忙しい時は息も絶え絶え鼻血スケジュールなせいで、何故か折り合いが今の今までつかなかったという大変申し訳ない理由で、今回の初鑑賞と相成りました。
当時まだ学生さんだった時にお会いしただけでしたので、今やどのような大人になっているか楽しみでもありました。
そうですよ…彼ら(もう一人はニセ息子)、当時まだ未成年でしたよ。
一介のオバチャンとしてはどう成長したか観なければとか。上パンの面子としてはとか。なんか色々です。
実はと言うか何というか、わたしは声優さんについてよく知らず、他の出演者の方は残念ながらよく…あああああ。
すみませんすみません。
声優さんと言えば、こないだまだむとお会いした時に、モモちゃんの声を演じている関さんの話になりました。
「関さんて、あの…去年のネオ○マイベント(レポはこちら⇒1・2・3・4)に出てた?」
「それは違う関さんです。そっちの関さんは特撮大好きだけど関さん違い」
閑話休題。
それはそれとして。
折角の公演だしと、思って何か持って行こうと考えた訳です。
だけど何が良いのかイマイチ解らず…毎年この手のことで悩んでいる気がしますな。
出る側の立場に立ったことがないので、何が喜ばれるかとか、何が嫌がられるとか全然わからんちんなのです。
まず最初に、彼と旧来のお友達であるJeyくんにメールを。
彼の好き嫌いを調査する為です。
オバチャンが何か考えた所で、あげた物が嫌いな物では目も当てられません。
しかし残念ながらJeyくんもよく知らないとのことで。
『何となくですが、和菓子とかおまんじゅうとかがいいのでは?』
というアドバイスをくれる健気な働く息子(仮)。
なるほどね! それはありかもね! と感謝しつつ。
数日経って和菓子で行こうかなとか考えながらも、今度はGoogle先生にお尋ねしました。
そしたらさ、色々あるのね! タブーとか!
舞台や役者さんによってなのでしょうが、そいつぁ考えたことなかったぜ!
ということが色々書いてありました。
『生ものは食べきれなかった場合、残念な結果になる』
ああっ。確かに!
今は特に夏場ですからね。あんこは足が早いから、避けた方がいいか。
そんでさー。
結果、わかんなかったわけ。
だからさー。
もー本人に訊きゃーいーじゃねーか。
って思ったわけ。
年喰うにつれて右肩上がりな丸投げっぷりですが、気にしないように。
本人にメールして検討した結果、『生もの以外で個別包装してある物』ということに。
これを読んだわたしは即座に「酒?」と思ったのですが、そういうことではなかったようです。
よよよ良かった…老骨に鞭打って酒を持って行くのは重いもんな。
途中で行き倒れるに1000上パン。
ってこたー洋菓子とかだ。あと煎餅とか。
この辺がいいらしい。もう変更は受け付けません。<?
昨年、とある女優さんの舞台にご招待頂いた時は、おせんべというかあられの詰め合わせにしました。
出演者の年齢層もやや高めだったので、楽屋に置いといて貰おうかと。
でもやっぱり悩むものですよね。本当に。
好きな物がハッキリしている方でも、そればかりになるといやでしょうし。
何にするかは当日出たとこ勝負っつー話でさぁ。
デパートとかウロウロして、目に入った物にする。
そして当日です。
楽の公演を観に行く予定だったので、昼過ぎに起きれば良いという寸法です。
家を出るのも16時頃でいいしね。
余裕余裕。だから目覚ましなんてセットしないんだー。
…とか言ってると100%の確率で痛い目を見るのが火を見るよりも明らかなので、3つセットしました。
人様と比較して、生活時間が大幅におかしい自分を分かっているからです。
えっと…15時前に起きられるように…ううっ。情けないのー。
結果から言いますと、3つ目の目覚ましでやっと起き上がりました。
3つかけて大正解だったということです。
備えあれば憂いなし!
……駄目だ。駄目過ぎる。
でもそんな自分を何故か嫌いになれません……。
そんなんでお出かけです。
幸いなことに、この夏の酷暑も和らぎまして、ヨレヨレしながらも一応歩ける外気でした。ラッキー。
劇場のある現地は、以前友人が働いていたことがある場所なのですが、そん時から考えると10年ぶりの上陸のような…。
同じ都内ですが、用がなければ行かない場所は一度も行かない訳で。
数年前に初めて浅草寺に行ったって位なもんで、それはそれは地方の方に驚かれます。
…分かる。俺には分かる。
同じ劇場に足を運んでいる人間が分かるぞォォォォ!
あれも! あれも絶対同じ場所を目指している筈だァァァ!
なんでか不明ですが、いつも直ぐ分かります。同じ目的を嗅ぎ分けているのでしょうか。
だから、道が分からなくても、その人達の後ろをくっついて行けば、確実に目的地に到達します。
至極スムーズに現地到着。
受付で差し入れをお願いし、チケットを受け取ります。
受付嬢「お名前は?」
俺「やつきです」
自分をものすごく怪しいと思いました。
でも、彼がその名前でリザーブしててくれてたんで……。
2時間に及ぶ上演で、正直驚きました。な、なんか長いのね。
出演者の方も多くて、スタッフも多くて、大がかりなんだなあと。
係の方は皆さん愛想が良いというか、ニコニコ親切で良い人ばかりでした。
そういうの大事。とても大事。
朗読劇とはいえ、声優さんを見ていると、やはり役者さんなのだなと思わずにはいられません。
声だけで演技をしているのではなくて、表情とか動きとか、色々な部分で研鑽を積んでるんだろうなと。
わたしは演技に関しては素人ですが、でもやっぱりプロって凄いなと思います。
アニメとは違い、スライドだけだったので、キャラクターに殆ど動きがない。
一部のイベントスチルを除き、表情の差分がある程度かな?
…って書いてて思い出したけど、ゲーム画面みたいだなと思いました。
色んなタイプの男が出て来る…もしや乙女ゲーか? と、途中まで思っていたのはここだけの秘密です。
殆ど動きのない絵の中で、微妙なニュアンスとか、色を付けなくてはいけないんですよね。
本当に、一朝一夕で出来ることではないなあと。
見えない部分での努力があって、こういう形になるんだなーっていう、当たり前のことを今更のように感じました。
さて。
肝心の彼ですが、ロビーでチケット代をお支払いするのでお会いしました。
ヒーサーシーブーリーじゃーねー?
一瞬『ぽっかーん』って顔をされたのはなんでだろう…。
もしや知り合いを騙った何かだと思われたのでは…。
「大きくなったねぇ…」
思わず目頭を熱くするオバチャン。
「いえ、身長は変わってないんですけど」という、どこかで聞いたお約束のような返しを頂く。
「上野でやる気のないパンダを観て以来ですね!」という会話も同じく。
覚えててくれてるんだなあと。なんか嬉しかったです。
立派な青年になってまして、感無量です。
あたしゃ背中丸くなる勢いですよ。オバチャン通り越して老婆化。
お仕事は順調なようで、やりたい道に進んでいると知って嬉しくなりました。
Jeyくんもそうですし、そういう好きなお仕事に邁進する若人を見ると眩しいです。
眩しくて目が潰れましたよ。どうしてくれるんだ。
そういう時は目に頼るんじゃない! 心の目で見るんだ!
黙れと誰か突っ込んで下さい。
お友達とお話ししている所を邪魔してごめんよ。
お客さん達でごった返しているロビーでしたが、他にも彼を観に来た人がいたようで。
あまり長くてもと思い、チケット代と飴を渡して帰って来ました。
あれをコーラに突っ込むと爆発するから気を付けてね。<私信
オマケ。
隣に座っていた若いあんちゃんが、やたら私の腕にぶつかって来たのが残念だった点です。
あと、足を必要以上に拡げて、こっちの足にガンガンぶつけて来たりとかね。
飲食禁止って言うてるのに、お菓子とか喰ってたし、携帯普通に見てたし。
どうやら声優さんか役者さんの卵だったようですが、そういうのはあかんよー! 観劇マナーは大事にね!