入れ歯の恐怖
今週になれば暇になると思ったのにィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
心の叫び。
なので早めに書いてしまおうそうしましょうそうしましょう。
うちのばーさま(通称ババア。齢86歳)が、昨年末また腰の骨を折りまして。
濡れ落ち葉の如き依存ぶりを観るだに、『これ以上関わると二度と家から出られなくなる』という結論を下し、ノータッチを選択。
必要最低限の接触以外は持たぬようにして現在に至ります。
んが。
暫く前に弟と二人でジジババに呼び出され、何事かと思えば
いつもなら前回同様放っておくのですが、毎晩ジジババのメシを作っていた従姉妹達が大喧嘩をしたそうです。
でもって、内孫として長年一緒に住んでるあんた達だけが頼りだ、とか起きたまま寝言を以下略。
やはりお鉢が回ってきた……。
そういう訳で、ここ1ヶ月ほどは老人介護をしております。
料理の腕だけが無駄に上がって行く俺。
ある日、どんどん回復するババアを観てわたしは眉を潜めました。
「なんか、そろそろまた何かやらかしそうな気がする」と思った訳です。
天才的動物の勘、と言うよりも。長年一緒に住んでいる人間としての勘です。
そしてその勘は外したことがない。
ババアは検診の為、近所の病院へ行っていました。
晩飯の支度をしている時、知らない女の子から電話が掛かって来ました。
『あの、私、そこの病院の裏でおばあさんが転んでるのを助けて、血が…!』
「やっぱりね」
『え?』
「いえ、ありがとうございます。すぐ行きます」
『あの今、救急車が来るんで、えっと』
「はい、とりあえず病院まで行きますね」
じいさまに報告した所、別段驚く様子もなく。
「またか。とりあえずタクシーで迎えに行って来い」とのお達しでございます。
そんで病院まで歩いて行ったのに、救急車より早く着いてしまったのはなんでだ。
顎から流血している為、何がどうなったのかを訊いた所。
杖をついて歩き⇒転んで顎を打つと同時に入れ歯が飛び出し⇒入れ歯破壊⇒顎負傷
の流れだったようです。
おのれ入れ歯…!
ところで何故ババアは腰の骨を折った時点で入院していなかったのだろう。