20歳過ぎたらあっちゅーま。-はてなブログ出張所-

流れ流れて漂着。何故かまだ生きてます。

点と線

ウン年ぶりに意気込んでTV観ました。








『点と線』





たけしが出るのか! ということで。北野作品は結構観ますです。
上旬からやるというのは知っていたので、観るぞ観るぞと気合いを入れていましたとても。
少なくとも今年一番(※)、テレビを観ることに対して頑張ろうと思いました。
※二番目は年末恒例のヒョードル


















でも2夜連続放送だったのを、さっきまで知りませんでした。ウフフ。
その上21時から放送なのに22時手前まで全く気付いていませんでした。ウフフ。死のう。((C)ヒラコー)
相変わらず期待を裏切らないなあ自分。結局観たのは、全体の1/3位です。ウフフ。死のう。((C)ヒラコー)






小説版をケツ1/3を読んでも分からないと思うんですが…いや分かるけど。トリックとかは。



えー、これの原作を読んだことはないのですが。
流石にタイトルとタイトルの所以(空白の4分間)くらいは知ってますけど、ストーリーは知らなくて。
学生の時の同級生(&バイト仲間)の子が、原作者の縁戚さんでした。
という、ただそれだけの理由で何となく気になっていた小説です。






でもなー惜しいことしたなーたけしなのになー。
演技が相変わらず凄味ありすぎで、むしろドラマから浮いてる。
家政婦は見た辺りが脇に居るからまだ大丈夫だったような感じですが。
局は使おうと思っちゃダメ! 映画の人だよ彼。明らかに合ってないよ存在感が。





彼の演技だけで最後に泣きました。凄い人だ。
しかし、シーンが宇津井御大に切り替わった瞬間、涙が止まりました。
え、理由なんぞ分かりませんよ。
号泣直前だったのが、ピタリと止まりましたなんでかな?








点と線 (新潮文庫)

点と線 (新潮文庫)









「上がやめろと言ったら、あきらめるんですか。悪いヤツをつかまえて給料もらってるンでしょう…刑事は事件の真実を!」


なんていう、血を吐くような叫びを言える俳優さんて、他に居るのかな…。
最後はわたしも無念でした。
高橋克典と並んで、畳に頭こすりつけて土下座したくなりました。
昭和30年代の話だからってことではなくて、いつの世も悪いことした所で、人によっては捕まる世の中じゃないからな…。
予想出来得ることを止められないっていうのは、見ててすごく辛かったです。
全然スペクタクルじゃないのに、いやだからこそ胸に迫るものがある。
惜しむらくは2/3を見逃したことです。





やっぱりたけしは凄いな。
ところでクレジットが「北野武」じゃなくて「ビートたけし」なのは、どうしてだろう。
自分の作った映画じゃないからか?









図書館で原作借りよ。