20歳過ぎたらあっちゅーま。-はてなブログ出張所-

流れ流れて漂着。何故かまだ生きてます。

不思議なおじさん

仕事が終わって帰ろうとすると、外は豪雨でした。




わたしが仕事場⇒駅(乗車)⇒駅(降車)⇒自宅のルートで使っている乗車駅、結構マイナーです。
その路線を毎日使う人でも、そうそう降りない駅です。
仕事先の社員・バイトさん達は、ほぼ100%その隣の駅を使うからです。
わたしはマイナー駅の方が早いんで、そちらなんですが…。


雨の降りしきる中、傘を持っていなかったわたしはびしょ濡れになりながら歩いていました。
もうすぐ乗車駅。帽子被ってるし、今日は暑いから丁度いいかなー。
などと思いつつ歩いて、駅のエスカレーターまであと15mというその時。
暗い道に、誰かが飛び出して来ました。




…ん? 外人さんだ。




と、思う間もなく彼はわたしの前に立ちふさがり!




「5t7dkcあ@@0km4t?SO」




へ?




「5t7dkcあ@@0km4t?SO、ドウゾ」




お?




その手には、ビニ傘が。
どうやら、使えということらしい。
なんで? どうして? いいの? つーかあんた誰?


しかし陽気なイタリアンと思しき(推測)おじさんは、ニコニコしたまま使えと繰り返しました。
ありがとう、と御礼を言って傘を貰い、駅に至るエスカレーターを登った時、後ろを振り返ると。
件のおじさんが、自分の住んでいると思われるアパートの階段から手を振っていました。
わたしは頭を下げて、そのまま改札へ入って行きました。





なんだったんだろう。
いやすんごい降り具合だったんで、有り難かったんですが。
殆ど全身濡れてたけど、荷物が濡れたら困る書類とか一緒だったんで。
本当に助かりました。ありがとうおじさん。
今度返しに行かなきゃ…何処に住んでるかわかんないけど、軽くお菓子でもつけなくては。




ところで何人?