知らない方がいいこと

いま、つなぎの仕事をしてます。

所謂、スーパー銭湯の女性特化バージョンとでも言いましょうか。
エステとかもあるよ的な総合なんちゃら。要するにスパ。

で。

私が初日担当した箇所が、２フロアありました。
初日。初心者。２フロア分。風呂の数が５つ。サウナ２つ。

不特定多数の裸族(♀)VSわたし(ひとり)。

……なんでひとりなんですか……。
いいの？　信用してるとかじゃなくて、単純に人がいない感じ？　いや疲れた。マジで。
バイトの登録数は50名オーバーらしいのだが、一体何故ひとり!?　しかも初日ですよ！　みたいな。

わたしは有能なので、全く粗相もなく鮮やかにスマートにそして汗ダラダラで仕事してたので(だって風呂場だから)、それはいいんです。
が。

老いも若きも、もれなく裸。

わたし、女性の裸の方がドキドキするんですよ。
男の裸体は結構平気っつーか、ずっと水泳やってたんで裸に対する抵抗が全然ない。自分がなるのはヤですが。
でもさ、やっぱり妙齢の女性の裸を前にして、どうなのっていう。
見たい。いやさ見てはならぬ。でも全然隠す気がないウィメンズ。そしてわたしの脳内で葛藤が始まる。

♪嫌で〜嫌で〜大嫌い〜(ぃよ〜っ！)
♪死ぬほ〜ど嫌なおっ方でも〜(あ・そーれ！)
♪義理と云う字にゃ勝てやせぬ〜(あ・どしたぁ！)
♪泣いて帯解っく四畳半〜ん(ぁそーれ!!)

以下(危ないので)略。

────というような感じの葛藤があったような気がします。
もはやそれらの葛藤は湯煙に隠れてしまった感ありきで、この辺りの経緯は覚えてましぇん。

で。

数時間後。

なんかその辺に転がってる風呂桶と同じ感覚で見るようになりました。
そこにエロはない。

風呂屋の番台とかって感覚麻痺しないんかね。
男がやってるとそりゃまた別なのか？
例えいい身体だと思った所で、なんかさー、開けっぴろげ感が興ざめを誘うんじゃないかとわたしは思う。
恥じらいがあって初めて色気とかエロとかが完成するんだよ、きっと。…たぶん。
やっぱ日本人は元々隠す文化だからなあ。
つか、全員裸だと『そういう生き物』にしか見えないんですが。
服の効能って凄いよなあ。

さてなんでこんな日記書いてるかというと、足が痛くてたまらんので、それを誤魔化す為。
気ぃ逸らして行こうじゃないかえの巻。
午前様でおうちに帰ってきたら、弟が鶏だんご鍋を作っておいてくれた。泣けるわああああ。

この仕事やってると痩せるって言われたから、それを目的にぎゃんばります。
あと３キロ落とさないとヤバイです。服が着られなくなる！