合板機動戦士

お台場に行って来ました。
お盆ど真ん中で一体何をしているのか自分。

暑い・熱い・人混みと三拍子揃ったそんな日です。
今の仕事場からわりと近いのですが、職場近辺はそれで過去最大の動員数を記録した某ビッグ○イ○。
嫌だ。出勤もしたくない。
前日から近いコンビニの仕様が変わってましたもの。
ATM使用禁止。500mlのパックジュース類は総て撤収。
飲み物類はペットボトルが大量に並び、お菓子・おにぎりの売り場を大幅に拡充。
まさにコ○ケ仕様。

いつもごはんと500mlジュースをそこのコンビニで買うので、甚だ迷惑でした。
お金も下ろせなかったし。
コンビニからしたらかき入れ時でしょうから、仕方ないのでしょうけれども。

────というのは置いといて。

お台場にね、実寸大のガンダムが8月一杯まであるということで。
正直、本物のモビルスーツでもない限り、わたしは興味が沸かないんですよね。
それに初代ガンダムより百式の方が好きだしさ。そういう問題じゃないんですけど。
でも行きたい行きたいという人らに引きずられて行きました。
なんで並ぶのが好きなんだろう日本人て。おかしいて。いいことないて。

お台場はフジがありますから、あそこへ向かう人も凄い数です。
方やガンダム、方やフジ。人の群れ。
人がゴミのようだ。

歩いてるだけで貧血起こしました。頭痛くなったりとか。
最近過労が祟って、先週も貧血でガックリ行きましたし。
そこまでして見る価値があるとでも言うのかね。ん？　どうなのかね？

おーケツから見えて来ましたよー。
やっぱり宇宙戦用なのに、白いボディっていうのは実用的じゃないんじゃないか。
とか思いながら更に進んで、正面に回り込む。

そんな感じでがんだむ。
「かっこいー！」という声が各地から上がっていましたが、ぶっちゃけ微妙だと思ってしまいました。
年代を感じさせる形ですなーとか。
この感動の無さ。自分は駄目人間かも知れない…。

目が光るんですよね。
あと首が少し動く。
曲に合わせて、各所からスモークが出る。
そこら中から「おおおおおお！」みたいなどよめきが上がりました。

へー……。

また並んで並んで、ガンダムの足に触れるというのもありました。
股潜りみたいな感じで、ガンダムの脚の間を通り抜けて行きます。
ガンダリウム合金の手触りは、とてもとても合板な感じでした。

そんなことより、関節各部にキッチンタイマーみたいなのがあって、多分関節用のボルトなんでしょうけど、いやあれはキッチンタイマーですよ。巨大キッチンタイマー。

股下からのアングルをどうぞご堪能下さい。

こうして見ると、昔のロボットって直線で出来てたんだなと。
やっぱ見た感じ不自然だと今になって思う。
っつーのはエルガイム以降、正座も出来るというムーバブルフレームが一般化したせいでしょうな。
全天リニアシートとかさ。その辺りから、ロボットは曲線で構成され始めたと思う。

昔のロボットにはフレーム(骨格)が無くて、装甲そのもので機体を支えていたんです。
それが、ナガノセンセーによって『ロボットに骨格を付ければ、正座も出来るぜよ』という方向へロボ業界全体がシフト。
装甲そのもので機体を支えているというのは、とても非効率的な動きしか出来なかった。
それが、内側にフレームを組み込むことで、限りなく人間の動きをトレースしやすい状態に出来るようになったのよ、っていう。

そういう意味で、外骨格ロボットのラスト近くを象徴するのが初代ガンダムなのかも知れないです。
最後って訳ではではないですが。

ナガノセンセーはすげーなあ。
って結局そこなのかと。＜実寸大ガンダムは…